2023.09.21(更新日)
奈良県×早稲田大学による蔵改修プロジェクトがいよいよ本格始動!吉野町の新コミュ二ティ施設名は「笑屋」に決定!
本プロジェクトは、奈良の木ブランド課と早稲田大学創造理工学部建築学科の古谷誠章(ふるやのぶあき)教授、その研究室で学ぶ早大生との連携事業の一環。古谷教授は2010年度から「吉野材を活かした木質空間デザインの提案」に取り組んでおり、奈良の木ブランド課協力のもと、これまでに首都圏を中心とした住宅や建築関係のイベントで吉野材を使った家具・出展ブースを制作してきました。
本プロジェクトは、奈良の木ブランド課と早稲田大学創造理工学部建築学科の古谷誠章(ふるやのぶあき)教授、その研究室で学ぶ早大生との連携事業の一環。古谷教授は2010年度から「吉野材を活かした木質空間デザインの提案」に取り組んでおり、奈良の木ブランド課協力のもと、これまでに首都圏を中心とした住宅や建築関係のイベントで吉野材を使った家具・出展ブースを制作してきました。
2017年11月 東京・代官山蔦屋で行われた奈良の木フェア <『奈良の木』のあるくらし〜森からの贈り物〜>の木質空間の設計
2019年1月 東京・丸の内KITTEで開催されたPRイベント <奈良の木∞すこやかな暮らし>の展示ブースの設計
今回は、奈良県吉野町の上市地区自治協議会「上市笑転会」と協力し、吉野町にある使われなくなった醤油店の蔵を、早稲田大学の学生たちのデザイン提案により、地元住民と学生自身の手で改装するというセルフビルドプロジェクト。
これまでに地元住民と学生による県主催のワークショップが3回行われており、奈良県内で地元住民と学生が一緒に取り組むプロジェクトは2010年の連携事業が始まって以来の初の試みとのこと。
今年7月に行われた1回目のワークショップでは、蔵のそばを流れる吉野川や世界遺産にも登録されている吉野山など、蔵から見える風景を活かしたつくりが求められました。また、高齢者の多い吉野町で、人々が集まる集会所のような場所として活用できるようにと「座りやすく持ち運びのしやすい椅子やテーブルにして欲しい」「シンプルに使いやすい施設に」といった、親しみを持ちながらも気兼ねなく利用でき、使い易さを求める意見が多かったようです。
そして、8月に行われた2回目のワークショップでは、学生たちが前回の意見をもとにデザインした模型6案を制作。イベントやカフェスペースなど多様な用途で使用できるようにと、様々なアイディアが提案されました。
2023.09.21(更新日)
奈良県×早稲田大学による蔵改修プロジェクトがいよいよ本格始動!吉野町の新コミュ二ティ施設名は「笑屋」に決定!
先日11月18日に行われた3回目のワークショップでは、実際に改装する蔵(島田蔵商店)を舞台に最終の意見交換会が行われ、6案あったデザインを1案に絞り、実際の施工方法の提案など、より具体的なイメージが地元住民と早稲田大学生の間で共有されていました。
今後の流れとしては、工務店によるプロ指導のもと学生たち自身による施工作業が行われ、2020年3月までにリニューアル予定とのこと。かつて吉野の地で醤油店として親しまれていた蔵が、地元住民と早稲田大学の学生により吉野町の新たなコミュニティ施設『笑屋』として生まれ変わります。果たして一体どんな施設になるのでしょうか?「奈良の木のこと」ではこの『笑屋』プロジェクトを追いかけて様々なコンテンツを発信していきますので、ぜひお楽しみに。
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