奈良には古くからの日本の歴史が数多く残っています。その中のひとつに、吉野地方では木を植え育て、伐っては使い、また植えることを繰り返しながら、脈々と続く山とのつきあいがあります。山に豊かな木が育つことで、きれいな水が守られ、おいしい食べ物を私たちに届けてくれます。そんな「山からのおくりもの」をお届けする本イベントでは、吉野地方の自慢の柿の葉寿司の試食・販売や、お茶・日本酒が販売されます。

また、山を守る（管理する）「山守」さんの格好をしての記念撮影や丸太切り体験、「マイ箸づくり」や「オリジナル枡づくり」などのワークショップも盛りだくさん。奈良の自然が育む「山からのおくりもの」をぜひ体感してください。

16日（土）は、昨年、誕生10周年を迎えた奈良のゆるキャラ「せんとくん」と一緒に2階イベントスペースにて木の漢字クイズを開催！　正解した方には素敵な奈良の木グッズをプレゼントします。また、翌日17日（日）にはビンゴ大会も開催。ビンゴになった方にはもちろん素敵な奈良の木グッズをプレゼント！　グッズ獲得を目指して、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

また、16日（土）には、奈良県・薬師寺の東塔の水煙をイメージした「水煙チョコレート」づくりが行われます。水煙とは、塔の先端の相輪の一部となる金属製の装飾のことで、世界遺産でもある薬師寺・東塔の水煙をモチーフにしたチョコレートをつくります。薬師寺録事・加藤大覺［たいかく］師による説明とともに、フランス菓子「ラ・ポーズ」のシェフを講師に迎え、本格的なチョコレートづくりを体験することができます。奈良の歴史と古くから伝わる建築技術を、体感してみてください。

17日（日）には、「おばあちゃんの柿の葉寿司」体験講座、吉野杉の樽でつくる味噌づくりが行われます。柿の葉寿司の話のほか、樽味噌づくりでは、吉野スギを使った樽と奈良の木の関係性についても解説します。自然に恵まれた奈良の木と食文化、その味を堪能してみてはいかがでしょうか。

同日、17日（日）には建築や木材関係事業者に向けた「奈良の木セミナー」が開催されます。奈良県奈良の木ブランド課木材産業振興係・寺西康浩係長や、NPO法人チルドリン代表理事 蒲生美智代氏による、奈良の木の健康への効能や、ママや子どもたちが取り入れることができる木のある暮らしを背景にした特別セミナーを実施予定。

また、NPO法人チルドリン代表理事 蒲生氏、graf代表 クリエイティブディレクター 服部滋樹氏を迎え、奈良県奈良の木ブランド課 山中淳史課長とともに、奈良県産材の活用方法やこれからの未来についてを語り合うクロストークも開催予定。さらに、来場者全員に奈良の木ノベルティがプレゼントされます。イベント最後には、奈良県内の事業者によるプロモーション＆商談会もあるので、デザイナーや建築関係事業者のみなさん、お仕事のきっかけや学びの場として、この機会にぜひご参加ください。