

10月は「奈良の木づかい運動
推進月間」です。
10月は奈良県産材(奈良の木)の利用(木づかい)を推進する
「奈良の木づかい運動推進月間」です。
奈良県産材の魅力や使う意義について、
広く県民の方々に知っていただくため、
推進月間期間中、広報活動やイベント開催など、
さまざまな取り組みを行っています。
暮らしの中に木を

- 木を生活に取り入れることで様々な良い効果があります。
触れると自然のあたたかさを感じ、香りには気持ちを落ち着かせ、
リラックスさせてくれる働きがあります。
木の精油成分には、カビの発生や病原菌の繁殖をおさえる効果があり、
木の床は、ぜんそくやアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患の原因となる
ダニが発生しにくいことが報告されています。
奈良の木の良さ

強く、たわみにくい
奈良の木は年輪幅が細かく均一で、密度が高く強度があり、
たわみにくいという特長があります。
こうした木材を使用することで、
安心・安全な木の家づくりに役立ちます。

節が少なく、美しい
独自の育林技術や枝打ちにより、節が少なく、
また年輪が細かく均一な木に育ちます。
さらに、奈良の木はまっすぐに成長するため、
木目も直線で美しいという特長もあります。

美しい色合い
奈良の木を代表する吉野杉・吉野桧。
吉野杉の心材は、赤み混じりの高級感な色合いがあり、
辺材は白くて美しく清潔感があります。
吉野桧は高級感がある白地に、
きめ細やかな淡いピンク色がとても美しいのが特徴です。
なぜ奈良の木を使っていくのか?

- 奈良県は面積の約77%を森林が占め、良質な木材の産地として知られています。
日本最古といわれる林業の歴史を持ち、500年以上前から植林が続けられてきました。
森林は木材を生むだけでなく、二酸化炭素を吸収して地球温暖化を防ぎ、
水を蓄えて災害を防ぐなど重要な役割を担っています。
こうした働きを維持するには「植える⇒育てる⇒収穫する⇒使う」という循環が欠かせません。
奈良の木を暮らしに取り入れることが、豊かな森林を守り育てる一歩となるのです。
豊かな森林を守り、環境をよりよくすることにつながっていきます。
さあ、あなたも「奈良の木」をくらしに取り入れてみませんか?
奈良の木づかい運動
推進月間関連イベント
よしのウッドフェス2025
よしのウッドフェスは、木のある暮らしの魅力をさまざまな切り口から体験できるイベントです。
ワークショップや遊び、まちあるきツアーなどの木と人が交わるコンテンツを用意しています。
- 開催日時
- 令和7年10月11日(土)、12日(日)
(10:00~15:00)※9:30開場 - 場所
- 吉野貯木場(吉野町上市2294-1)
- URL
- https://yoshinochoboku.com/yoshino-wood-fes-2025/
十津川村公園
木製遊具のポップアップ公園『十津川村公園』。都市と山村とのつながりをテーマとし、「都会の子どもたちに本物の木に触れてもらい、木の魅力や大切さを感じてほしい。」そんな想いで始まったイベントです。十津川村の木で作ったブランコやすべり台などの遊具で、木とふれあいながら遊んでみませんか?
会場内では、木工ワークショップ、カフェ出店なども実施予定です。
※内容は一部変更になることがあります。
- 開催日時
- 令和7年10月24日(金)、25日(土)、26日(日)
- 場所
- 奈良市ならまちセンター(東寺林町38番地)