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奈良の木とは
今回訪れたのは製材の町・吉野町。
桜で有名な吉野山や万葉集ゆかりの宮滝など、美しい景色と長い歴史を持つこの町には、近隣の村々で伐採されたスギやヒノキの原木を運ぶのに利用された吉野川の左岸に、製材団地「吉野貯木」が広がり、原木市場や製材所が数多く建ち並んでいます。
吉野スギを専門に取り扱う製材所『高橋商店』では、直径30〜60㎝の丸太から、寺社仏閣や茶室、一般住宅から公共施設などで取り扱う建材を切り出しています。木目や大きさ、それぞれに個性のある原木を、用途にそって均一なものに揃えて切り出すその技術はまさに職人技。
職人たちの真剣な眼差しから、「奈良の木」への熱い想いが伝わってきます。最後にそんな現場や職人技を目にしたかつおさんにお話を伺いました。
製材所に足を踏み入れると、吉野スギのやさしい香りに包まれると同時に、丸太を製材する迫力のある音に圧倒されました。轟音の中、静かに吉野スギと向き合い続ける職人たち。その香りと音、そして職人たちのひたむきな心が、「奈良の木」の長い歴史なのだと感じました。
かつお(仁科勝介)
写真家が切り取る写真の数々は、「奈良の木」の新たな一面を見せてくれるはず。「写真家が切り取る“奈良の木”」ぜひ次回もお楽しみに。
INFORMATION
| 住所 | 〒639-3118 奈良県吉野郡吉野町橋屋125 |
|---|---|
| 電話番号 | 0746-32-2806 |
| URL | http://yoshinosugi-takahashi.com/ |
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2025.12.11(更新日)
2025.12.11(更新日)
2025.12.11(更新日)
2025.12.11(更新日)